みなさんこんにちは、ぴよです。
大学3年生の時、ノリと勢いだけで本物の知能検査(wais-iii)を受けてきました。

・・・え?笑
その結果、

知能検査を受けたけど、処理速度高すぎ・・・。
ちまたじゃ、結果によっては発達しょうがいの可能性もあるらしいけど・・・?
そこで今回は、知能検査の結果や、処理速度凸の
こんな方におすすめ
- waisを受けたら処理速度が高かったけど、解釈の仕方がわからない
- waisの結果で発達しょうがいなのかどうか判断できるのか知りたい
- waisで処理速度が高い人はどんな仕事に向いているのか気になる
wais-iiiの結果
これは結果を実際にお見せした方が早いでしょう!
結果は以下の通りです。
※画像が荒いですがご了承ください。

全検査IQ106
言語性IQ116
- 言語理解116
(単語・類似・知識・理解) - 作動記憶100
(算数・数唱・語音)
動作性IQ92
- 知覚統合83
(配列・完成・積木・行列・組合せ) - 処理速度130
(符号・記号)
詳しい結果の見方や解説は、のちの報告書の写真をご覧ください!
wais-iiiの結果からわかること
まず、知覚統合と処理速度の差です。
その差、なんと47!!!
他の方の結果も拝見しましたが、さすがに50も離れている人はそんなにいませんでした。
ただびっくりした反面、頂いた報告書を読んで納得しました。


簡単に結果をまとめるとしたら、
- 処理速度が高いので、単純な視覚を伴う事務作業は強い。
ただ、正確性にはちょっと欠ける
(黒板の板書は早いけど、たまに書き写し間違えるみたいな?) - 言語能力もそこそこ高い
(筆記試験はまずまずできる?) - 複雑な視覚情報を処理して理解するのに時間がかかる
(先が読めないカオスな展開でよくテンパります笑) - 状況判断で他の人と解釈がズレている
(空気が上手く読めない) - 衝動的に行動する傾向がある
(そうでなかったら、保険適応外全て実費で知能検査なんか受けに行きません笑)
といったところでしょうか。
私は残念ながら専門家ではないので、この解釈で合っているのか分かりませんが、だいたいこんな感じだと思います。
発達しょうがいの判断はできるの?
結論から申し上げますと、wais-iiiの結果だけで発達しょうがいかどうかは判断できません。
今までの生育歴などの情報も合わせて、最終的に医師が判断します。
したがって、単に知能検査を受けただけでは、自分の得意なことや苦手なことが分かったに過ぎないので、発達しょうがいかどうかは判断できないのです。
私もネットで調べているときに気になって心配でした。

もしかして、こんなに差があるってことは、
自分も発達しょうがいなんじゃないか・・・。
そこで、wais-iiiの結果を持って病院へ行ってみました。
先生には、wais-iiiの結果だけではなく、私のこれまでの生育歴や生活の様子なども詳しくお話ししました。
結果、、、
ADHD&軽度のASD
まぁ、そうですよね。
流石にこんだけ差がありますから、何かしらあってもおかしくないですよね笑
ただ、主治医の先生からは、
気にしない方がいいですよ
と言われました笑
一応治療もすすめられましたが、結構高かったのでやめました。
セカンドオピニオンも聞こうか迷いましたが、それもやめました。
自分の特性にラベルがついて、安心したのかもしれません。
ちなみに、それから何年かたってびっくりしたことがありました。
なんと職場の人に、
ぴよ、お前ADHDやろ?
と、面と向かって言われたんです笑

うっひゃ〜〜〜〜〜!!!泣
バレてましたね笑
処理速度凸に向いていた仕事
さて、ここからはそんな私が向いていた仕事、向いていなかった仕事をご紹介します。
まずは、向いていた仕事からお話ししていきます。
今まで向いていた仕事の共通点としては、
- 単純作業
- やることが決まっていて、かつテキパキと動く仕事
- 正確性よりもスピードが大事
です。
したがって、今まで経験してきた中で、向いていると感じた仕事はこちらになります。
- 軽作業
- 模試の採点
- 農業
- 施設清掃
ただし、これはあくまで私が向いていた仕事です。
つまり、これらの仕事が必ずしも皆さんに合っているかどうかまでは分かりません。
ですので、参考程度にご覧いただけると幸いです。
軽作業
具体的には、カレンダーの梱包や分別です。
ちなみに初バイトでした笑
6年も前なのでうろ覚えですが、番号の書かれているリストを見ながら、カレンダーを順番通りに並べて、箱に詰めていく作業だったかと思います。
ピッキングに近い感じですね。
もう1人アルバイトで来ていたので2人で行いましたが、作業スピードが早かったのでけっこう驚かれた記憶があります。
これは処理速度あるあるなので、もっと知りたい方は下記のページからご覧ください。
処理速度が高いので、単純な梱包や分別などは適職ですね。
いつかAIに仕事が取られそうな不安はありますが笑
模試の採点
これは在宅&出勤合わせて、私が一番向いているお仕事です。いまだに副業として、別の会社で続けています。
その名の通り丸つけです。
会社によって、PC採点か紙ベースの採点かは異なるかと思いますが、最近はほとんどデジタル化しているかと思われます。
基本的には自分のペースに合わせて仕事ができるので、精神的には楽です。
ただ私の場合、知覚統合が弱い分、記述の採点基準を誤解していたり、正確に理解していなかったり、見落としていることがしばしばあります。
そのため、処理速度の威力を実際に発揮できたのは、単問の採点です笑
とはいえ、1人で1枚ないし1問を担当しているわけではなく、必ず2人以上で採点します。
そのため、お互いにカバーしながらできるので、そこら辺もある程度安心して作業することができます。
農業
ある程度の体力は必要ですが、農業のお仕事も向いているのかなぁと思いました。
住み込みのバイトは1年しかやっていませんが、いろんな作物の仕事に関わることができて楽しかったです!
気になる人はこちらの記事を参考に、仕事を探してみてください!
ほとんど単純作業の繰り返しですので、作業のコツさえ掴んでしまえば、あとはスピードです。
ちなみに職場にもよりますが、そこまで丁寧さは求められないのかなという感じです。
わりと大雑把な印象です。
そのため、知覚統合が低く、正確性や丁寧さに関して自信がない私でも、ゆとりを持って仕事ができました。

おおらかな人が多いからというのもあるかもしれません
施設清掃
私が清掃していたのは、とある施設です。
(どこかは秘密です)
基本的にはトイレや机の清拭、ゴミ捨てがメインです。
たまに掃除機をかけて、床の掃除もしました。
この時間はここのこれをやる、というようにある程度やることが決まっており、かつテキパキとした動きが求められるので、この仕事も適職でした。
これも先に述べた仕事と同じで、だいたいは簡単な作業の連続です。
そのため、仕事内容を理解するまで時間がかかる私でも、比較的早く要領を掴んで仕事に取り組むことができました。
処理速度凸でも向いていなかった仕事
私の場合は、処理速度がめちゃくちゃ高く、言語理解も平均より高めなのですが、知覚統合は低めです。
そのため、能力のギャップによって苦労することがしばしばあり、以下のような仕事内容になると全く歯が立ちませんでした。
- 主に接客など、相手に合わせながらコミュニケーションを取らなければならない状況がある
- 丁寧さを重視する
- 臨機応変な対応を求められる
もちろん、みなさんそれぞれ能力のギャップは違うと思うので、困りごとも変わってくるかと思います。
ですので、先述した適職と同じく、参考程度に見ていただけると幸いです。
さて、私が完全に向いていなかった仕事は以下の3つです。
- 試食・試飲販売
(接客全般) - 窓拭き
- Webデザイナー
試食・試飲販売(接客全般)
接客はやはりダメでしたね・・・。
臨機応変に上手く声をかけてお客さんを引くことができなかったんです。
マニュアルもあるんですけど、それでかえって混乱してしまいました。
- このマニュアルの文言は、いつ、どんな状況で使うんだ?
- このお客さんの時にはどういう風に対応したらいいんだ?
- あれ、この言葉を使っているのにさっぱり立ち寄ってくれんぞ?
といった具合に、さっぱり理解できませんでした。
結局大した売り上げも残せず、そのバイトは辞めました。
準備と後片付けは、早めに終わらせられるんですけどね笑
知覚統合あるあるですので、詳しくは下記のページからご覧ください。
窓拭き
これはトラウマです。
この仕事は、先の清掃とは別の職場になります。
実は同じ清掃でも、窓拭きだけは全くできなかったんです。
窓を拭くスピードは速かったのですが、汚れを上手く取ることができませんでした。
それでめちゃくちゃ怒られましたね笑
これをこうやってこう・・・ちっ(舌打ち)
と言われながら、やって見せていただきましたが、何回やっても理解できませんでした。
処理速度は高いので、早く作業を終わらせることはできます。
しかし、知覚統合が低いので、コツを掴むまでに時間がかかって、丁寧にこなせない場合があるんですね。
そのため、周りから見たら、
あの人、適当に仕事やってるんじゃないの?
って思われてしまうんですよ。
いやぁ、辛かった笑
Webデザイナー
意外かもしれません。
よく発達障害を持っている方におすすめの職業として紹介されていますが、私には向いていませんでした。

職場を変えたらまた違ったかもしれませんが・・・
臨機応変に上手くコミュニケーションを取りながら、仕事をすすめていくことが苦手だったのです。
気がついたら適応障害になっていましたし・・・。
詳しくは下記のページからご覧ください!
知覚統合が弱いせいか、複雑な状況に対して、臨機応変に対応しながら物事を進めていくのが苦手なのだと思います。
まとめ
ノリで受けてしまった知能検査(wais-iii)ですが、思った以上に処理速度が高くてびっくりしました。
とはいえ、得意なことと苦手なことがよく理解できましたし、それを数値として示してくれたので、実際に受けてみて良かったと思います。
しかし、この結果が全てではありません。
あくまで、数値化された自己分析として大事に取っておいて、上手く利用してくことが一番いいんじゃないかなと思います。