NZワーホリ

出稼ぎワーホリについてニュージーランドでワーホリ中で思うこと。

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みなさんこんにちは、ぴよです。

さて、ここ2,3年で「出稼ぎワーホリ」が一気に騒がれるようになりました。

特にオーストラリアは出稼ぎワーホリという意味合いで人気が高く、世界中から稼ぎに来る若者が増えています。

それに関して、Xでも少しポストさせていただきました。

今回はそんな出稼ぎワーホリと言われることについて、現在ワーホリでニュージーランドに滞在中の私の視点からお話ししていきます。

出稼ぎワーホリって稼げるの?

結論から言いますと、稼げます。

例えば、私が今働いている職場は時給$25(約2200円)で、10.5時間の仕事なので1日$262.5(約24000円)です。

週1休みなので、1ヶ月で$6825(約620,000円)です。

なお、まだシーズンが本格化していないので、計算上の話になりますが、いずれにしろ、時給は日本よりも1000円以上高いことがわかります

そりゃあ日本出て出稼ぎ行く気持ちもわからんではない

そして、そこから税金が引かれて、生活費もかかります。

ご存知の通り、給料が高いということは、それだけ生活費も高くなります。

家賃や食費、車を持っている方は車の維持費もあります。

とある方が車にガソリンをフルで入れたところ、1万ほどかかったそうです

飲食店で働いていて、賄いがあれば、食費も1万いかずに済む方もいると思いますが、頑張っても食費は20000~30000円かかります。

家賃も月に80000円~かかります。

したがって、手元に残るお金は無駄遣いさえしなければ、最終的に30~40万ほどに落ち着くのではないかと思います。

これだけでも十分貯金額としてはアリだと思うので、実質稼げるといってもいいでしょう。

他にも成功例はたくさんあるので、いろんな体験談を探してみてください。

出稼ぎワーホリの闇

さて、先の話はコンスタントに仕事を見つけて継続できればの話になります。

この出稼ぎワーホリの裏にはたくさんの落とし穴が隠されています。

仕事が見つからない・仕事が合わなくてすぐやめた

  • 応募してるけど落ちてばかり
  • 仕事がそもそも見つからない・連絡が来ない
  • 応募して仕事は決まったが、会社の都合で解雇されてしまった
  • 仕事が合わなくてすぐにやめてしまった
  • 歩合制でうまく稼げない
  • 仕事がブラックで給料が支払われない

など、とにかく仕事を巡っていろんなことが起こります。

私の職場も人を雇いすぎたということで仕事の時間を減らされたという人もいました。

ですので、とにかく代替案の代替案まで考えてどんどん行動に移していくこと、あらゆるコネというコネを使って最新の情報を手に入れることが重要となってきます。

私はコミュ障なので、自力でry)

運もあるんじゃないのと思う方もいると思いますが、運というのは日頃から自分で動いていれば自ずとついてくるものです。

異論は認めます

家が見つからない

ニュージーランドでも家探しは非常に大変でした。

仕事が見つかったのに泊まる場所が見つからないなんてこともあります。

私はバックパッカーになんとか泊まることができましたが、フラット探しとなると、何十件送っても返信が来ないことはザラにあります。

Trademeやfacebookからフラットを探したり、バックパッカー、ホームステイなどありとあらゆる滞在方法を模索していく必要があると思います。

貯金が尽きて帰ることになった

特に下調べも何にもせず、ギリギリの貯金で来た方にありがちだと思います。

出稼ぎワーホリで稼げるという文面だけ見て、安易な気持ちでワーホリに行くことだけはやめてください。

なんでも行き当たりばったりで、それっぽくやっていれば稼げるほど出稼ぎワーホリは簡単なものではありません

出稼ぎワーホリで稼いだ方も、裏では泥臭く努力しているし、数々の失敗をたくさんしてきています。

完全にストレートでとんとん拍子にうまくいって稼いでる方はほぼいません。

まして、英語ができない場合はなおさらです。

英語に自信がないのであれば、せめて100万+渡航費+ビザ申請料金以上はしっかり貯金してから来てください。

特にニュージーランドやオーストラリアは先の通り生活費もかかります。

1人でどうしたらいいかわからない

申し訳ないのですが、ワーホリは孤独との戦いでもあります。

海外だとちょくちょく兄弟やカップルで来ている人も見かけますが、それ以外は基本的に1人でくる人がほとんどです。

したがって、自分1人で開拓していく力が必要です。

自分1人で何もできない、調べればわかることでもすぐに人に聞いてしまう癖がある人は正直ワーホリは厳しいと思います

他力本願の人はワーホリに向いてません

人間関係で疲れてしまった

  • 日本人との関係がうまくいかない
  • 職場の人が仕事をしてくれない
  • フラットメイトと相性が合わない

など、どこの国にいってもつきものなのが人間関係です。

これで疲れてしまうこともあるでしょう。

その場合は、今の環境を変えるか、最悪帰国もありです。

心の問題はけっこうデリケートです。

中でも日本人との関係はちょっとめんどくさいです。

個人的にですが、日本人はなぜか何も調べないで、同じ日本人に聞く、あるいは遠回りに他力本願を発揮してくる人が圧倒的に多いです。

個人的な意見です。

私も実際に、あまりにも自分で何も調べず何でもかんでもすぐに聞いてくる人に自分の時間を取られ、発狂したことがありました。

情報交換はいいですが、一方的にただ情報をもらってばかりの関係性はならないように気をつけましょう

相手の時間をとってしまうことだけはやめましょう

現地の生活様式に馴染めない

  • シャワー室の髪を取ってくれない
  • 食事がおいしくない
  • キッチンの使い方が汚い
  • 勝手に自分のものを使われる

残念ながら、海外の人は日本人ほどマメでないことが多いです。

ですので、郷に入っては郷に従えとありますが、ある程度は仕方ないと割り切ってください。

もしどうしても我慢できないというのであれば、住む場所を変えるか、帰国が一番かなと思います。

特に几帳面で細かい方に多いかなという印象です。
どうしても我慢できないのであれば、残念ながら海外での長期滞在は向いていないと思います。
ある程度大雑把でガサツな方は意外とそこは考えれないので、問題ない場合が多いです笑

出稼ぎワーホリについて一番言いたいこと

ここまできて、出稼ぎワーホリの光と闇をお話ししてきましたが、一番言いたいことがあります。

それが、ワーホリの本質は出稼ぎをしてたんまり儲けて帰ることでないということです

こちらの日本ワーキング・ホリデー協会でもご紹介されていますが、

ワーキング・ホリデー制度とは、二つの国・地域間の取り決め等に基づき、各々の国・地域が、相手国・地域の青少年に対して自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補いための就労を相互に認める制度です。

ワーキング・ホリデー制度について | 日本ワーキング・ホリデー協会

確かにこの文面だけ見れば、ワーホリビザさえあれば、何してもかまいません。

ですので、確かに出稼ぎもOKと言えばOKです。

過ごし方の一例として、

  • ニュージーランド一周旅行する
  • 語学学校に行って勉強して、その片手間にカフェで働く
  • ひたすら働いて稼ぐ
  • ホームステイしてダラダラ過ごす
  • ちょっとだけ旅行してさっさと帰る

なんでもありです。

ただし、ここで一貫しているのは、現地で生活してみるということです。

オーストラリアならオーストラリア、ニュージーランドならニュージーランド、カナダならカナダ、その国に実際に滞在してみることで、日本の良い点も悪い点も知ることができるのがワーホリです。

学生ビザや観光ビザだとなんらかの制限がありますが、ワーホリは先の通り、基本的に現地で生活していれば何してもいいのでとにかく自由です。

それがワーホリの良い点です。

また、人によっては日本が嫌になってワーホリに来た方もいるでしょう。

それも全然アリだと思います。

実際に日本での仕事が嫌になって、ホリデーという名目でワーホリに来た方もいました。

日本から逃げるようにしたワーホリだけれども、そこで自分のあり方や、どこにいても変わらない自分を見つけることができれば、それはワーホリをした意味があると思います

ここまでまとめると、

  • ワーホリの本質は出稼ぎをしてお金儲けすることではない
  • 日本以外の国に滞在し、生活してみることで得られる気づきをたくさん持って帰ることがワーホリの本質
  • ワーホリを通して本当の自分を改めて認識することができる

これが一番言いたかったことです。

ようするに、せっかく30歳までしか使えないワーホリビザをただ出稼ぎのためだけに使うのはちょっと違うのかなということです。

ちなみに私がワーホリに来た理由

至ってシンプルです。

  • 20代が終わるまでにワーホリビザを使っておきたかった
  • いったん日本から逃げたかった
    (短期留学で味を占めたから笑)
  • 海外で生活してみたかったから

これだけです。

残念ながら英語の上達ではありません

私の場合は、もともとフィリピンに行きたかったのですが、コロナで中止になり、貯金だけが貯まっていったのと、住み込みバイトでちょくちょくワーホリを勧められたので行ったみたというわけです。

実際に長期滞在で初めて海外に住んでいるのですが、どこにいっても私は近寄り難い人間で、根暗コミュ障であることがわかりました笑

性格を完全に変えてまで人と馴染むことがどれだけしんどいか分かっているので、もう私はこのまま自分を貫きたいと思います笑

ただし、友達を作ってガンガン英語を使っている人に比べたら、英語の伸びは悪いと思います

もし、ワーホリに来た目的が英語上達なのであれば、少し無理をしてでもいろんな人に声をかけて、友達を作って英語を話す機会を作りましょう。

何かを得るためには、何かを犠牲にしないといけません

まとめ

昨今出稼ぎワーホリですっかり有名になってしまったワーホリですが、もちろんオーストラリアなどの高時給であれば稼ぐことができます。

ただし、本来のワーホリの本質だけで決して見失わないようにしてください。

そうすれば、ただ稼いで帰りましたというより、何を自分がその国で学んできたのか、何に気づくことができたのかがより具体的になると思います。

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