みなさんこんにちは、ぴよです。
私は1年間農業の住み込みバイトをしていましたが、外国の方と仕事をする機会がしばしばありました。
ベトナム、カンボジア、中国、南米、ヨーロッパ、アメリカなどなど・・・。
その中でも外国人実習生に関しては思うところがありました。

このままでいいのかなぁ・・・
そこで今回は農業の住み込みバイトをしてから思った外国人技能実習生の制度についてお話ししていきます。
こんな方におすすめ
- 農業における外国人技能実習生の実態がどんな感じなのか、見聞きしたことを知りたい
- 農業の住み込みバイトをした思った、外国人技能実習生の制度について意見を聞きたい
そもそも技能実習制度とは?
こちらの記事で詳しく、よりわかりやすく解説されています。
一部抜粋します。
日本の国際的な地位と役割において、開発途上国の「人づくり」に貢献することが求められています。このため、これらの国々から優秀な若者を日本に招き、日本の優れた技術や知識を学んでもらって、母国の発展のために活躍してもらうための仕組み、それが外国人技能実習制度です。
技能実習制度とは | アイム・ジャパン
ようするに、母国で活躍してもらうために、日本に来て技術を学んでもらう制度です。
受け入れ可能な国としては、カンボジアやベトナム、フィリピン、中国などとなっております。

私の場合は、カンボジアやベトナムの実習生と働くことが多かったです
農業における技能実習生の実態
先の内容でお分かりかと思いますが、本来の技能実習制度というのは単に人手不足を補うものではありません。
しかし現状、人手不足となっている分野で人を補うための温床となっているのは間違いありません。
実際にとある職場では、人が足りないところを実習生で埋め合わせしていました。
人がなかなか定着しないところを実習生で補充するのは、正直いかがなものかと思っていました。
とはいえ、実習生側も母国よりは給料がいいからというモチベーションで働いています。
そのため、やや心苦しくなったのも事実です。

年数が決まっているので、それまでの我慢といったらそれまでなんですが・・・
農業の住み込みバイトで見聞きした技能実習生の問題点
さて、ここでは実際に農業の住み込みバイト中に見聞きした技能実習生の問題点について、いくつかお話ししていきます。
人伝に聞いたものや、噂も含まれるので、100%真実であるとは限りません。
したがって、このようなことが起きる可能性もあるんだという認識でご理解いただけると幸いです。
※火のないところに煙は立たないと言いますよね。
パスポート没収
あくまで人伝に聞いたものなので、真偽のほどははっきりとわかりません。
ですが、聞いたところによると、会社の管理者からパスポートを取り上げられているので、仕事がきつくてもやめられないのだそう・・・。
脱走する可能性を防ぐためらしいですが、詳しいことはわかりません。
それが本当なのかも、断言はできません。
ですが、これが本当だとしたら、間違いなく違法です。
※詳しくは下記のページからご参照ください。
「パスポート返したら、逃げるでしょ?」外国人が見た日本企業の闇
仕事先を選べない
しばしば聞いていたのですが、就業先が選べないそうです。
仕事先を決めるのは、管理している会社であり、その会社の方針に従うしかありません。
要するに、その会社の一員として働いている以上は、会社のいうことを聞くしかないそうです。
したがって、保険料などもガッツリ引かれていたので、給料をモチベーションとして頑張っている彼らにとっては不満があるようでした。

ちょっとかわいそうですが・・・
とはいえ、日本の方が給料が格段に高いので、それにしがみつくしかありません。
一部労働環境が悪いところで働かされているケースもある
どこかはあえて伏せておきますが、一部違法に働かされているケースも実際に聞いています。
- 光熱費やらなんやら求人で書かれていなかった意味不明なところで引かれ、手取り30万円のはずが3~4万円になっている
- 暴言・罵声は日常茶飯事
- 脱走はありがち
- 3食きっちり出ると書いてあったのに出ない
- 寮があまりにも汚い
※こちらの記事でもご紹介しました。
それでいて受け入れ側は、人が足りない、人手不足だと愚痴をこぼすもんだからあきれたものです・・・。
本来であれば、受け入れる農家側できちんと体制を整えていかなかればなりませんが、それをしないところもあります。
ただでさえ、仕事が体力仕事できついですから、勤務体制はしっかり変えていかなければなりません。
農業の住み込みバイトを経験して思った日本の職場の現状
単刀直入に言うと、日本は外国人労働者を受け入れる国ではないなと思ったのが本音です。
もちろん、中にはいい職場でいい人たちに恵まれて働いているケースもたくさんあります。

日本在住で妻子持ちの陽気なベトナム人と働いていた時は楽しかったです笑
今は帰国?したようでその職場にはきていないようですが・・・
とはいえ、日本人でさえ悲鳴をあげるような職場環境で、母国よりも高い賃金を提示されたところで、外国人が働きたいとは必ずしも思いませんよね。
一例を挙げておくと・・・
とあるヨーロッパからコロナで母国に帰れなくなり、仕事していた人がいますが、職場環境の悪さに嘆いていました。
最終的には母国に帰る目処が立ったので、無事帰国しました。
また、オーストラリアから来ていた方は、
こんな〇〇ファーム、うちの国にはないよ
と愚痴をこぼしていました。
彼もコロナのロックダウンで帰れなくなって働いていましたが、今はどこにいるのでしょうか。

切れてしまったあれは更新したのかな・・・。
とはいえ、もちろんそれでも頑張って目標のために働いている人もいます。
しかし、彼らの置かれている状況を見るたびに、日本人として大変申し訳なく感じてきます。
正直日本は働く場としてはふさわしくないなと思っています。
そして、あまり日本の労働環境に期待してほしくないなぁと思うばかりです。
申し訳ないですが・・・。
まとめ
農業の住み込みバイトですと、このように外国人実習生や、他の海外から来た方達と仕事をする場面があります。
その中で、実際に実習生の実態やお話を聞いていると、日本は他国の人を受け入れる体制がまだ整っていないように見受けられました。
全ての職場が悪いと言っているわけではありません。
が、日本人でさえ音を上げるような労働環境に外国人を放り込むのは、果たしていかがなものかと思ってしまうばかりです。
他国の人を受け入れる前に、まずは日本の労働環境を改善するところから始めて欲しいなと願うばかりです。