みなさんこんにちは、ぴよです。
私がwais-iii(現:wais-iv)を受けた結果、処理速度が130で知覚統合(現:知覚推理)が83でした。
>> 詳しくはこちらから!
この差はなんと47もあります。
みなさんの中にも、このように能力のばらつきに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、waisの群指数の差が大きすぎて困ったエピソードやその対策法をご紹介していきます!
こんな方におすすめ
- 知能検査を受けたものの、群指数のバラツキが大きすぎてびびっている
- 知能検査の群指数の差がありすぎて悩んでいる
- 同じように能力がアンバランスな人の体験談を知りたい
- 能力差が大きい人が日常生活でどのような対策をしているのか知りたい
waisの群指数の差とは何か?
wais-ivに基づくと、こちらのサイトで、群指数の差は次のように解釈されています。
4つの群指数、15つの下位検査の数値が高いところと低いところの差が大きいと、いわゆる「バラツキがある」「バラツキが大きい」となります。バラツキがあるとその個人の得意なところと苦手なところの差が激しいということで、時にはそれが生活上の支障となる場合もあります。
WAIS-Ⅳ(ウェクスラー式成人知能検査) | 心理オフィスK
>> 詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。
つまり、群指数の差が大きすぎると、それによって仕事や日頃の生活に支障をきたす可能性があるということです。
もっというと、ある能力が平均より高くても、他の能力がそれよりはるかに下回っているため、それが足を引っ張ってしまう状態にあることを意味しています。
たとえば、仕事自体は丁寧で完璧なのに、スピードが尋常でなく遅いなどが考えられます。
詳しいことは専門のサイトや本で正しい内容をご確認ください。

私はただ通信制大学で心理学を専攻しているだけのひよっこなので...
waisの群指数の差が大きすぎて困った体験談
さて、ここからは、群指数の差で引き起こされたであろう筆者の困った体験談をお話ししてきます。
あくまでも私個人の経験になります。
ですので、必ずしも同じ特徴を持っているからといってその全員に当てはまるというわけではありません。
その点はご注意ください。
早く終わっても必ず不備が見つかる
能力差の数値が示しているように、これは他の人よりも顕著に出やすいです。
どれだけ作業を速くこなしても、必ずボロが出ます。
- 見間違い
- 書き間違い
- 読み間違い・読み飛ばし
- 計算ミス
- 細かい作業の漏れ
- 全角と半角の混合(泣)
挙げたらキリがないです笑
正確性を重視する仕事ではけっこう苦労しています。

よく採点でやっていけてるなと実感しております笑
他の国は分かりませんが、日本ってスピードより正確性に重きを置いている気がします。
ですので、早く終わらせても正確性が伴っていないとたびたび注意されます笑
人の2倍の仕事をこなしても、70~80%の出来なので...。
ちなみに、

誰にでもあるじゃん!
...と思うでしょう?
その「誰にでもあるじゃん!」でいう頻度の2倍のミスが起きます。

ちゃんと確認すればいいじゃん!
...と思うでしょう?
そもそも確認自体がうまく行っていないことがあるので、どうしようもありません。
ですが、逆にそれが理由で仕事のスピードを落とすと、それはそれで自分本来のスピードではないのでストレスが溜まってきます。
これが「速くて雑」という所以です。
早とちりする
わりと困ってますね笑
頭の中でわぁっと思考が進んでいきます。
ただ、思考スピードが速すぎるのに対して、物事を正確には理解しておりません。
そのため、勘違いして全く別の解釈をしてしまいます。
ですので、頭の回転早いねと言われることもありますが、ちょっと違います。
実際は回転速度だけが速いのであって、しかるべき回り方はしていません。
仕事ができる人だと勘違いされる
こちらでもチラッと触れました。
結論から言いますと、仕事ができるとはいえません。
単純作業に強いだけなので、仕事自体は慣れもありますが早くこなすことができます。
問題はそこからです。
仕事ができるという理由から他の人に指導したり、引っ張っていく役割を任されることがあります。
そうすると話が変わってきます。
下記のような失敗を繰り返すことになります。
- 電話越しの指示がうまく聞き取れず、相手を苛立たせ、最終的に指示内容も間違う
- 休憩の時間や仕事の割り振りがうまくできずテンパる
- 「指示出してください」と、出される側からはっきり忠告される・勝手に無駄な指示を出される
- キャパオーバーして重大な計算ミスをする
- 進捗を聞かれて言葉に詰まる
- 焦りすぎて周りから心配される

ボロ出まくりやんけ...
そうすると、リーダーを任せた人からすれば
あれ...ぴよさん...?
となるわけです。
>> リーダーを任されて失敗した話について、詳しくはこちらからご覧ください。
ようするに、単純作業のようにもくもく仕事をこなすのは得意だけど、周りを見ながら適切な指示を出したり、仕事を正確に把握することが壊滅的に苦手なのです。
ですので、最初の仕事が早いという印象から、仕事ができる人と思われがちです。
これが処理速度は高いけど、知覚統合が低い人の一例?です。
周りからの印象と自分本来の能力がマッチしない
先の続きになりますが、周りからの印象と自分本来の仕事の能力が一致しないことが多々起きます。
自分自身でできることは自分が1番分かっています。
ですが、どれだけ自分の苦手なことやできないことを説得しても、仕事を異常なスピードでこなしていく姿を見ている周りの人からは信用してもらえないことが多いのです。
そのため、ぱっと見の仕事スピードと出来だけで自分の能力を判断されてしまい、実際の自分の能力を超えた仕事を任されてしまいます。
これが先のようなリーダーの仕事しかり、知覚統合が低い人にとって細かくて複雑な仕事もどんどん振られてしまうのです。
つまり、私にとっては、仕事できない人と思われるより、仕事ができる人と思われる方が長期的に見ると非常に辛いのです。
できそうと思われることが何より1番負担になります。

見ただけじゃ分かりませんが、本人はわりと苦しんでいます
waisで群指数の差が大きいとわかった時に取った対策方法
さて、ここでは実際に大学でカウンセリングの先生に相談したことなども踏まえて、対策などをご紹介していきます。
こちらは処理速度凸で知覚統合凹のケースになりますが、参考にしていただけると幸いです!
数値が高い言語理解と処理速度で知覚統合を補う
通学制の大学に通っていたときに、カウンセリングの先生に結果を持っていて見せてみました。
すると、以下のようなことを言われました。
- 知覚統合が決して低すぎるのではなく、処理速度が高すぎるのが問題
- 処理速度と言語理解で何とか知覚統合を補っている状態
ようするに、ミスをしても言語の力とスピードで何とかカバーできるということです。
能力にバラツキがあるということは、逆に言えば低い能力を高い能力でカバーできるということです。
つまり、自分の強みと弱みがはっきりしているということです。
ですので、私の場合はスピードや言語の力でミスを挽回できる余地があります。

人は誰しも得意不得意があるけど、それが強すぎるんだよね
まめに確認をしてもらう
一番現実な対処法ですね。
とにかく常に何かしらの凡ミスをやらかしています。
ですので、怪しいと思ったらすぐに第三者から確認してもらいましょう。
そこでより早い段階でミスを修正することができます。
ちなみに私個人が1番ストレスを軽減できたのが、一つの作業をチームで行っているときです。
すぐに互いのミスを指摘したり、得意不得意を補いながら仕事ができるので、自分の能力を最大限に発揮できました。

私のメンタルの弱さや転職診断で言われたことも含めると、
チームで行う仕事が1番ベストなようです
できないことははっきりとできないと言う
処理速度凸&知覚統合凹でも、他のどのような凹凸を持っている方共通になります。
特に仕事でそうですが、できないことは正直にできないとしっかり伝えましょう。
私の場合、最近はリーダーの仕事を振られても理由を言って断るようにしています。
そそて、自分のやりたい仕事、できない仕事をはっきり宣言するようにしています。

いまだに人がいないときに仕切らされていますが、
あまり指示しなくてもいいように、立ち回っています笑
自分を守れるのは自分だけです。
繰り返しになりますが、自分のことはなんだかんだ言って1番自分が分かっています。
ですので、キャパを超えて自分のメンタルが壊れてしまう前に、苦手宣言はしておきましょう。
できそうならやってみてもいい
先と矛盾したことのように思えますが、自分の得手不得手というのはやってみなければ分からないこともあります。
ですので、もしできるかどうか自分で分からない場合は、いったん引き受けてみましょう。
その上で自分の能力と相談して決めてみるのも全然アリです。
まとめ
waisなどの知能検査だけで自分の能力がすべてが分かるわけではありません。
ですが、私のように群指数の差が見つかったりすると、自分の困りごとの原因が明確になります。
それを元にして、今後の対策もすることができます。
みなさんにとって、この記事が参考になれば幸いです。