アルバイトその他 適応障害

【誰でもなる】バイトを始めてわずか2週間で適応障害になった体験談

2022年6月18日

アイキャッチ画像です。

みなさんこんにちは、ぴよです。

さて、私は未経験からWebデザイナーとしてアルバイトで働いていたことがあります。

...しかし、わずか2週間で適応障害になってしまい半年以上苦しむことになりました。

今回は、そのバイトで適応障害になった経緯から今に至るまでの体験談をお話ししていきます。

こんな方におすすめ

  • バイトで適応障害になった体験談を知りたい
  • バイトで適応障害と診断された時に取った対処法を知りたい
  • バイト先が原因で適応障害になったかもしれないと思っている

適応障害のきっかけになるバイト先に入った経緯

まず、適応障害の引き金になるバイト先に入った経緯をお話ししていきます。

元々留学して、プログラミングや英語を学ぶ予定でした。

しかし、コロナで留学が中止になり、いろんな人の意見などを参考にした結果、先に日本でプログラミングを学んで仕事をしようと決めました。

英語の方はしばらくしてからオンライン留学の方で補いました。

>> オンライン留学について気になる方はこちらから

さて、未経験からプログラミングを学び、簡単なLPやWordpressを使ったサイトは作れるようになりました。

そこで作品を何個か作ってポートフォリオを作成しました。

そして1ヶ月ほど、バイトから正社員まで雇用形態を問わず就活を続け、なんとかその職場に入社が決まりました。

面接の雰囲気は悪くなかったのですが、新しい会社なのもあるのか、ちょっとオフィスが狭く人は少なめでした

最初は正社員という話もちらっとありましたが、まずはバイトからということになりました。

ほんと、これで正しかったわ笑

バイト先でわずか2週間で適応障害になった理由

さて、やっとこれでプログラミングを使って仕事ができる、そう楽しみにしていました。

しかし、いざ入社してみると...

とても未経験が働けるような環境ではありませんでした

実務経験がある人やベンチャーに慣れている人ならともかく、私のように何もかも未経験の人にはとても厳しかったです。

その理由は以下の通りです。

  • 入ったその月に2人退職する
  • テーマや内容も決まっていない、素材もない状態からLPの作成
  • LP作成の他に、並行して別の業務もやらせられる
  • 基本ワンマン
  • 「Slackに投げてみれば?」の一点張り
  • そもそも未経験者には厳しい職場なのに、未経験者を雇った

入ったその月に2人退職する

本社は別の都道府県にありますが、こちらのオフィスには通常3~5人しかいないので、割合的に離職率高すぎです。

常に人が入ってはやめてを繰り返しており、1,2日でやめた人もいたくらいです。

1人辞めたがっている人もいましたし。

ちなみに、久々に会社のサイトを見たらめちゃくちゃリニューアルされていました。

よくみてみると、辞めたがっていた人の名前は載っていないどころか、知ってる人(役員含む)も何人かいなくなっていました。

...というより、当時一緒に働いていた人は、いないに等しいです...

テーマや内容も決まっていない、素材もない状態からLPの作成

経験者や柔軟に対応できる人ならなんとかなったと思います。

サイトのコンセプトも内容も全く決まってない状態でのLP作成は、私にとって難しかったです。

1回提出してダメ出しを食らいながら修正していくスタイルだと思いますが、とてもついていけませんでした。

LP作成の他に、並行して別の業務もやらせられる

ただでさえ、LPで方針も何も決まってないのに、別の会社のサイト改修まで任されました

こちらも経験者や柔軟に動ける人であれば対応可能だったと思います。

私のように業界自体が全く初めてで、立ち振る舞いもすぐには理解できない人にとっては地獄でした。

……もうここまできて完全にパンクしました。

基本ワンマン

2時間おきに指示が変わります

上の一言で、8割ほど完成していたサイトを1から作り直す羽目になったこともあったそうです。

サイト制作の途中で、どんどんあれも入れたい、これも入れたいと突っ込んでくるので現場は大混乱です。

外注してくれと何度思ったことか……。

「Slackに投げてみれば?」の一点張り

ワンマンなので、ディレクターにデザインなどの相談をしても、基本的にこれしか言いません。


私の聞き方が悪かったというのもありますが、基本的にアドバイスはなしです。

今思えば、周りに相談できる環境では決してなかったように感じています

面接で確認したことと全然違いましたね。

そもそも未経験者には厳しい職場なのに未経験者を雇った

ここまで見てきてわかると思いますが、ここの職場は未経験者には不向きの会社です

経験者の人にも、

未経験者のぴよさんには、ちょっと厳しいと思います

と言われました。

ちなみにその人は面接官の一人でしたが、おそらく上の人の一声で入社が決まってしまったのでしょう

根本的にベンチャー企業での仕事経験や、プログラミング経験がないと全くついていけない会社。

それなのに、人が足りないという理由で未経験者をポテンシャル採用で取ったようですね...。

ブラックな職場を見抜くいい勉強にはなりましたが。

バイトで適応障害になってから診断されるまで

さて、そんなことがこの短期間で起きました。

ただひたすら思い詰め、気がつけば

  • 緊張して下痢
  • 不安で眠れなくな
  • 勝手に涙が出る

という状態になっていました。

そして、バイトを始めてから2週間ついに仕事を休みました

自分でも精神的におかしいと感じていたので、半泣きになりながら病院に行きました。

結果、適応障害と診断されました

精神状態のレベルは、一般的にうつ病と言われる人と同じ程度でした。

こんな精神状態で仕事できるわけないですよね

適応障害と分かったときのバイト先の対応

会社の対応は事務的でした。

明らかに、やめられるのには慣れているといった具合です。

休職したら回復することも考えて、診断書をいただき、それを添付して連絡しましたが、

お大事にどうぞ

と、たったそれだけ。

しかも、一部Slackのスレッドから追い出されていました

腹が立ったので、全部のスレッドから抜けたら、グループから退会させられました

普通にわけわからん...。

他の人はやめても退会させられてなかったじゃん

ちなみに正社員で入ってやめてしまった人たちも、知っている限り最長で2~3年です。

...最長です

新しい会社というのもありますが、それにしてもひどすぎます。

バイトで適応障害になってから回復するまで

適応障害になってからは、ひどいものでした。

人と話したくない状態が続き、ずっと部屋にこもっていました

深く考えすぎたあげく、涙が出てきて止まらなくなり、ただただ死にたいと思うばかりでした

本気で○海に行こうとしていた時もありました

しかし、少しずつ時間をかけ、半年以上経った今はなんとかやっていけてます。

大学にもう一度入り直し、バイトや業務委託の仕事をしながら、通信制大学生兼フリーターとしてゆっくり頑張っています。

>> 休職中の過ごし方は下記ページをご覧ください。

バイトで適応障害になってからのトラウマ

適応障害の名残りだと思いますが、実はプログラミングのコードをみたくないんですよね。

ブログでWordPressを触るのも、ちょっといろいろ思い出すので実は嫌だったりします。

ブログでWordPressやコードをいじりながら、ふとした拍子にいろんなことがよみがってくるので。

ですので、プログラミングをガッツリ仕事としてやるのはやめました

プログラミングが嫌いになったわけでも、コードを書くのに飽きてしまったわけでもありません。

ただ、仕事でプログラミングを扱ってしまうと、仕事中適応障害になった時のことを思い出してしまうんじゃないかと不安なのです。

ですので、今はプログラミングはおろか、パソコンを一切使わない仕事をしています。

>> こちらもご参考ください。

バイトで適応障害になって価値観が変わった

元々メンタルは決して強くありません。

ですので、これ以上仕事でメンタルを病んでしまうことはしたくないなと思うようになりました。

そこで、自分が到底届きそうもない高い目標を掲げるより、メンタルヘルスに気を遣うようになりました。

正社員として働くのは、メンタルにとても厳しいし、何よりまたあの苦痛を味わいたくないので...。

そのため、バイトでもなんでも、1日1日を大切に生きていれば、大きな目標を掲げなくても十分かなと思うようになりました。

まとめ

バイトでも適応障害になる可能性は十分にあります。

その場合、原因となった職場から離れるとちょっとずつ回復していきますが、私のように一生の傷になってしまうこともあります。

それは決して消えることはありませんが、その経験をどこかで生かせるのは確かでしょう。

いい意味でも悪い意味でも、自分にとってどういう生き方が合っているのか、見つめ直すきっかけになります

ですので、決して自分を責めず、あなただけの時間を1秒1秒大切にして進んでいきましょう

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