みなさんこんにちは、ぴよです。
さて、私は通学制の大学を卒業後、3年次編入で通信制大学に入学し、2年で卒業しました。
しかし、通信制大学を卒業するのは難しく、卒業率が低いようです。
そこで今回は、通信制大学卒業生として、卒業の実態を解説していきます。
こんな方におすすめ
- 通信制大学に入学したいけど、卒業できるか不安
- 通信制大学に入ったものの、卒業できるのか怪しい
- 通信制大学を無事に卒業するための改善策を知りたい
そもそも通信制大学の卒業率ってどのくらいなの?
さて、卒業率を公開している通信制大学の例をいくつか紹介しましょう。
- 産業能率大学 通信教育課程:72.8%(3年次編入) 58.4%(短大1年次入学) 2023年卒
卒業率|通信教育課程 | 産業能率大学・自由が丘産能短期大学 - 早稲田大学eスクール:入学者の6割弱 (2022年までの卒業生は1800人以上)
よくあるご質問|早稲田大学人間科学部eスクール - 東京福祉大学:51.0%(3年次編入/過去5年平均)、51.6%(1年次入学/過去5年平均)
通信教育課程 | 東京福祉大学 - サイバー大学:2023年3月卒業456人、9月卒業252人
学生データ | 通信制大学 | サイバー大学
※卒業率では示していませんが、ご参考ください。
やや古いデータになりますが、通学制大学と通信制大学の卒業率には大きな差があります。
単純比較はできないですが、上記で紹介した通信制大学は、少なくとも上記の値より卒業率は高く、卒業の難易度は低めだといえます。
とはいえ、卒業率の算出方法もおそらく大学によって異なりますし、ほとんどの通信制大学は卒業率を公開しておりません。
したがって、あくまでも目安として見ていただけるいいかと思います。
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3NN9SI+EU1UEQ+22BU+15OZHT)
通信制大学の卒業が難しい理由
![ピンクの花と卒業証書です。](https://decopiyo.com/wp-content/uploads/2023/06/26200150_s.jpg)
さて、通信制大学の卒業の実態がわかったところで、なぜ卒業が難しいのか見ていきましょう。
- 仕事などとの両立が難しい
- 孤独との戦いになるから
- レポートやテストが難しい
仕事などとの両立が難しい
社会人やバイトをしながら学習している人に当てはまるかと思います。
大学に入ったはいいものの、
- 仕事が忙しくて勉強時間を確保できない
- 育児との兼ね合いでなかなか勉強が進められない
- スケジュールの組み方がわからない
など、通学生大学にはない壁にぶつかる場合があります。
そうすると、単位の取得が間に合わなくなり、結果として卒業できずにダラダラ在学期間を伸ばすことになります。
孤独との戦いになるから
通信制大学は、通学する機会はほとんどありません。
つまり、学習はほぼ1人で進めていくことになります。
ですので、在学生と交流するのは、スクーリングなどで学校に行くときがメインになります。
しかし、コロナの影響でスクーリングもなくなり、代わりにメディア授業に置き換わることもありました。
このようなイレギュラーなことが起こるとなおさら、ほぼ1人で学習することになります。
他人に左右されたくない、1人で進めていきたいという方には打って付けです。
しかし、そうでない人にとっては、孤独との戦いでモチベーションが低下することも十分にあり得ます。
ちなみに私は1人で進めるのが好きで、逆に1回しかスクーリングでストレスが溜まりました。
レポートやテストが難しい
編入もなく、初めて大学に入学した方は特につまずきやすいポイントかなと思います。
まず、大学での学びは高校までの学習とは似て異なるものです。
レポートは書かなければなりませんし、テストも難しくなります。
そのため、難易度の高さについていくことができず、挫折してしまうケースもあります。
加えて、通信制大学は入学試験というものがほとんどありません。
したがって、ほぼ誰でも入学可能ではあるけれども、入ってからの授業についていけず、卒業できないということも考えられます。
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3NN9SI+EU1UEQ+22BU+15OZHT)
通信制大学を卒業するためにできること
![勉強をしている人の手とデスクです。](https://decopiyo.com/wp-content/uploads/2023/06/4238078_s.jpg)
さて、ここからは通信制大学を卒業するために必要なことをいくつかご紹介してきます。
- 自分のスケジュール管理を徹底する
- 通っている大学のコミュニティなどをうまく利用する
- レポートの書き方を理解し、試験対策もしっかり行う
自分のスケジュール管理を徹底する
社会人は特にそうですが、自分の生活リズムを把握し、通信制大学での単位取得計画を綿密に立てましょう。
もちろん計画通りに進められなくてもかまいません。
ただ、最低限このくらいの単位、この単位はしっかり取るという目標だけは1年間持ち続けましょう。
通っている大学のコミュニティなどをうまく利用する
孤独との戦いに疲れてしまった場合、スクーリングはもちろん、学習相談会など外との交流を有効活用しましょう。
大学によってはFacebookなどのコミュニティがあったりするので、そこで質問を投げてみるのもおすすめです。
![](https://decopiyo.com/wp-content/uploads/2022/05/piypoiyo-small2.png)
私の大学にもSNSなどのコミュニティがあります
このようなコミュニティを活用することで、孤独感というモチベーションの低下を防ぐことができます。
また、私もSNSのグループを利用して心理学実験のメンバーを募りました。
レポートの書き方を理解し、試験対策もしっかり行う
勉強に関しては着実に努力する以外にないと思います。
レポートでつまずいている方は、まずはレポートの書き方を1から学びましょう。
レポートは通信制大学の肝と言っていいほど重要です。
しっかり書き方の基礎を叩き込んでおきましょう。
参考までにレポートの書き方に関する書籍もありますので、ぜひご覧ください。
私も一冊買ってレポートの書き方を勉強したので、一冊持っておくと非常に役立ちます!
また、こちらの記事ではレポートの書き方をご紹介していますので、目を通してみてください。
試験が難しいという方は、こちらでテスト対策についても解説しています。
まとめ
通信制大学は通学制大学と比べると、卒業が難しい傾向にあります。
それは、通学制の大学にはないいくつかのデメリットが存在するからです。
しかし、そのような要因とうまく付き合っていき、改善策を見つけて学習を続けていけば卒業も見えてきます。
とはいえ、
通信制大学の学習というのは、卒業が第一ではありません。
何を学んだかが一番重要です。
さて、それを踏まえた上で、これから通信制大学に進学しようと迷っている方、まずは大学の情報をしっかり集めることから始めましょう。
大学のWebサイトはもちろん、入学を検討している方はこちらから資料を取り寄せることができます。